くるくる くるくる・・・


柔らかな円を描くように舞う
真っ白な雪に恋焦がれて

地に落ちる白は残るのに
この手に舞っては消えていく
同じ色をした暖かさを呪った

優しく彩られた花は
散る時でさえ優しさを失わず

空に舞う白は
大地の黒を覆い隠して
凍れる冷たさの中で命を育み
再び春の訪れを待つ暫しの間に
静かに狂うことができたなら...


くるくる くるくる    
       優しく円を描くよう――